Q.手の舟状骨骨折とは何ですか。後遺障害となりますか。
A.
舟状骨(しゅうじょうこつ)は，手の指と手関節の間の甲及び掌にある８つの骨の一つですが，手を強くついたときに生じます。
舟状骨は，手の指と手関節の間にある手根骨と呼ばれる８つの骨の一つです。
手関節や手指の機能障害が起こることはまずないとされています。
見逃されやすい骨折ですので注意が必要です。
また，三角線維軟骨複合体（TFCC）が損傷していることもあります。
偽関節(リンク)を生じることもあり得ます。
８つの骨とは，指のすぐ下の４つと手関節の上の４つです。ちょうど４つの骨が上下二層に並んでいる格好です。
舟状骨は，手関節の上の層にある４つの骨の一つです。親指から順番に舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨と並んでいます。
舟状骨は親指の下，手関節の上にあって橈骨と橈骨手根関節を作っています。
手を強くついたときに生じます。交通事故では，歩行者あるいはバイク運転の際に生じやすいものです。
しかし，偽関節となって手関節の頑固な疼痛が残存することがあります。
その場合には，神経症状として１４級９号，１２級１３号となることがあります。
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