Q.痙縮(けいしゅく)との違いは何ですか。

[てんかん,クローヌス,ミオクローヌス,攣縮,痙攣]

A.

広い意味で痙攣(けいれん)とは,突発的に起こる不随意な筋収縮です。
不随意とは,自分の意思によらないで勝手にということです。
その中で局所的なものを攣縮Spasm(れんしゅく)
持続的ないし反復する広範囲のものを痙攣Convulsion(けいれん)
ということです。

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1  攣縮(れんしゅく)Spasmとは(クリックすると回答)

身体各部に断続的に生じる,ある持続時間をもった異常な筋収縮状態を言います。
なお,運動を伴うような攣縮が反復するときは間代性攣縮と呼びます。
持続するときは強直性攣縮と言います。もっとも頻度の高いのは眼瞼攣縮と吃逆です。
吃逆とは横隔膜の攣縮で,呼吸は一過性に停止,声門の閉鎖と強制的な吸気が起こります。

攣縮は大脳皮質から筋肉に至るまでのあらゆるレベルの障害で起こります。

2 痙攣(けいれん)Convulsionとは(クリックすると回答)

持続的に四肢を伸展してつっぱる強直性痙攣と屈筋と伸筋が交互に収縮を繰り返す間代性痙攣があります。
全身に起こる全身痙攣の原因の多くはてんかんとする考え方が有力です。

3 有痛性痙攣(ゆうつうせいけいれん)Crampとは(クリックすると回答)

痛みを伴う攣縮を言います。
ふくらはぎの痙攣はこむら返り(腓腹筋クランプ)と呼ばれるものであり,正常であっても生じるものです。
痙攣はあらゆる疾患により生じます。

4 ミオクローヌスとは(クリックすると回答)

急激で持続時間が短い(通常1,2秒),瞬間的な筋攣縮(ピクピクした動き)が繰り返し不随意的に起こるものですが,関節の動きは比較的少ないものです。
大脳皮質から脊髄に至る中枢神経系の多くのレベルから発生するものです。

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