Q.外傷による斜視は後遺症(後遺障害)となりますか。

[外眼筋,斜視,注視野,眼球運動,運動障害,麻痺]

A.

外傷性斜視については,眼球運動障害を残すものとして「著しい運動障害」となれば認定されます。
その場合に,両眼で11級1号,1眼で12級1号です。
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なお詳細は,続きをご覧ください。

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ごめんじゃすまない! 自転車の事故

むさしの森 法律事務所 岡田 正樹 (著)

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1 斜視とは何ですか。(クリックすると回答)

両眼の視線が正しく目標に向かない状態を言います。 そのために,よく見えないことが起こります。

2 外傷性斜視の原因は何ですか。(クリックすると回答)

眼球運動を司る筋肉(眼筋)の麻痺によるものです。 眼球運動は各眼3対=6つの外眼筋の作用によって行われます。 眼筋が麻痺すれば眼球運動が制限されてしまうために斜視となるのです。

3 斜視の後遺症(後遺障害)等級は,どうなりますか。(クリックすると回答)

斜視は眼球運動障害を残すものとして評価されます。 この場合に,「著しい運動障害」とされなければなりません。 両眼に著しい眼球運動を残す場合に11級1号,1眼に著しい眼球運動を残す場合に12級1号となります。

4 眼球の「著しい運動障害」とは何ですか。(クリックすると回答)

眼球の注視野が2分の1以下に減じたものをいいます。 従って,注視野2分の1を超えた場合には該当しません。

5 眼球の注視野とは何ですか。(クリックすると回答)

頭部を固定し,眼球を運動させて直視することができる範囲を言います。 注視野の広さは,相当の個人差がありますが,多数人の平均では単眼視では各方面約50度,両眼視では約45度です。

6 両眼の「著しい運動障害」とは,何ですか。(クリックすると回答)

両眼の注視野を合わせて2分の1以下に減じたものではなく,各眼の注視野が2分の1以下に減じたものでなければなりません。

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