Q.大脳内包損傷の後遺障害(後遺症)は,どうなりますか。

[内包,半盲,大脳,感覚障害,片麻痺,視野障害]

A.


1 大脳内包とは何ですか。

内包は,錐体路や感覚路などを構成している神経繊維が集中して走行する通り道と言うべきものです。

解剖学的には,内側前方に尾状核,内側後方に視床があり,外側には淡蒼球・被殻からなるレンズ殻に挟まれている狭い領域にあります。

前脚・膝・後脚に区別されます。
錐体路は,前脚後部,膝,後脚の前2/3,感覚路は,後脚の後1/3,錐体路は前脚を通っています。
 


2 大脳内包の障害はどうなりますか。  

内包では,小さな障害でも重大な神経症状が生じます。

具体的には,片麻痺,感覚障害,同名性半盲の視野障害が生じます。

特に,後脚の障害は重大で後脚の前方の障害では顔面あるいは上肢の麻痺が強く出現し,後脚の後方であれば下肢に強い片麻痺が出現します。

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