Q.腰椎捻挫で12級13号(局部に頑固な神経症状) の前提として,神経根症状が認められるとはどのような場合でしょうか。

[ヘルニア,神経症状,腰椎捻挫,頑固な]

A.

痛み,知覚障害の症状部位と障害がある神経根とが一致しています。

該当する神経が障害されていると,それに対応した症状が見られます。

発症として多い第4腰椎神経根,第5腰椎神経根,第1仙椎(仙骨)神経根の障害について,取り上げます。

1 腰椎捻挫で傷つきやすい神経根は,どこですか。   (クリックすると回答)


神経根症というのは,末梢神経根が傷つき障害が生じることです。
そして,それが残ってしまう場合に後遺障害として12級13号(局部に頑固な神経症状)に該当するのです。

腰椎からは第1から5までの神経が出ています。例えば第3腰椎神経(根)という言い方をします。

さて,腰椎捻挫で傷つきやすい神経根は,第4及び5腰椎神経根L4,L5,第1仙椎(仙骨)神経根S1が最も多いとされています。
それは,ヘルニアになりやすい部位であると言うことでもあります。

2 第4腰椎神経根の障害による症状には,どのようなものがありますか。  (クリックすると回答)


典型的には,膝関節伸展力の低下,下腿内側の知覚障害,膝蓋腱反射の低下がみられるとされています。

3 第5腰椎神経根の障害による症状には,どのようなものがありますか。  (クリックすると回答)


典型的には足関節,足指の背屈力の低下,下腿外側の知覚障害が見られますが,検査項目にある①アキレス腱②膝蓋腱反射は特に異常は見られないとされています。
つまり反射正常であっても障害が認められると言うことです。

4 第1仙椎(仙骨)神経根の障害による症状には,どのようなものがありますか。  (クリックすると回答)


典型的には足関節,足指周囲の底屈力の低下,足背外側から足底の知覚障害,アキレス腱反射の低下が見られるとされています。

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